


ここ数年、毎年シーズンのはじめはフチグロトゲエダシャク探しでスタートしています。これまでオスしか見たことが無くて、何とかメスや交尾をみたいと思って、今年も三重県中部の河川敷へ行ってきました。
例年、通っていた場所にお昼前に着いて探せども探せども今年は見つからない。
ちょっと焦ってきて今日は無理かな?帰ろうかなと思いつつ、「いや、今年は今日以外にこれないと思うので別の場所探そう!」と気合いを入れ直し、川沿いを車で移動しながら、よさげな場所を物色。いるかなって思った場所の近くに車をとめ、河原を探すものの何も見つからず。
あきらめて帰ろうかと思ったとき、視界の隅っこを横切る「らしき」ものを見つけました。すぐにフチグロトゲエダシャク♂とわかったので、追いかけたところ、オスはヨシの枯れ枝に止まっているメスを見つけ交尾しようというところになりました。
ちょっとブッシュで遠目でしたが、まずは数枚シャッターを押して、撮影しやすいように回り込んだのはよかったのですが、ごちゃごちゃした枯れ草ばかりで交尾個体を見失ってしまいました。そうこうするうちにオスが飛び立ってようやく居場所が
わかったという始末。
でも、10分ほど待っていたら別の?オスがやってきて、また交尾となりました。その写真が1枚目と2枚目です。かなり地面すれすれでごちゃごちゃしていた場所だったため写真は撮りづらかった。
交尾時間は3分ほどでオスは飛び立ちました。しばらくするともう1個体やってきましたが、今度は交尾に至ることなくオスはあきらめて飛び去りました。やがてメスは歩き始め、枯れ草に登ったり降りたり移動をはじめました。3枚目はその途中で撮影したものです。移動しはじめて30分ほど観察していましたが、結局移動しっぱなしで、オスを呼ぶために登る場所を探しているのか産卵しようとしているのか、それとも別の何かなのかよくわかりませんでした。
撮影前の自分のイメージでは、「3枚目の写真のような場所にメスが止まっていて、それめがけて飛んできたオスが写っている」というものでしたが、さすがにそこまでは撮れませんでした。
でも、念願のメスや交尾も見られたし、今度はメスがいそうな場所や、メスの近くを飛ぶオスの動きも、見て少しわかったので来年は再度チャレンジです!!!